寒中見舞いに赤ちゃんの写真を入れてもいいの?喪中の出産報告は?
喪中と出産が重なった場合、寒中見舞いに赤ちゃんの写真を入れて出産報告をしたいと思うかもしれません。
でも、あくまでも喪中であるから、おめでたい出産の報告や赤ちゃんの写真を葉書にのせたりするのはマナー違反ではないかと気になってしまうのではないでしょうか。
実は、写真入りの葉書はとても扱いが難しいです。
何も考えずに送ってしまうと、マナー違反ととられてしまうことも。
ここでは、赤ちゃんの写真入りの寒中見舞いはアリかナシかについてお伝えします。
寒中見舞いに赤ちゃんの写真を入れてもいいの?
寒中見舞いは、寒い冬に相手のことを気遣う挨拶状です。
相手を気遣うとともに、オマケ程度に自分の近況を伝えてもマナー違反にはなりませんので、寒中見舞いに赤ちゃんの写真を入れること自体は問題はありません。
ただし、自分が喪中である場合は少し話が違ってきます。
寒中見舞いで喪中と赤ちゃん出産を同時に報告するのはNG
自分が喪中の場合、年賀状の欠礼葉書を出さずに寒中見舞いを赤ちゃんの写真入りで送ると、相手の方はあまりよく思わないかもしれません。
相手の方は、寒中見舞いではじめて喪中であることを知るので、あなたは相手から年賀状を受け取っている場合もあるでしょう。
相手から年賀状を送らせておいて、こちらからは赤ちゃんの写真の入った幸せそうな寒中見舞いを送るというのは、どう考えても自分勝手な行為ですよね。
喪中だから年賀状は欠礼させていただきました、赤ちゃんが産まれました、では、そうまでして子供の写真を周りに見せたいのか、と思う人も出てくるでしょう。
写真入りはがきに喪中に関する文言を入れるのはマナー違反ととらえる人もいます。
ですから、赤ちゃんの写真を入れた出産報告を寒中見舞いで送りたいのなら、年が明ける前に喪中はがきで年賀状の欠礼をお伝えするのがスマートです。
年賀状をいただいた方へ寒中見舞いを出す場合は、写真入りは控えて喪中であったことをお伝えし、年賀状を欠礼したお詫びのことばを添えて出しましょう。
寒中見舞いでの出産報告に写真は要注意
寒中見舞いはあくまでも相手を気遣う目的で出すものなので、出産報告をメインにすることは控えましょう。
特に、子供や家族の写真入りの葉書はどなたに送っても喜ばれるというものではありません。
見たいという人もいるし、写真入りの葉書が好きではないという人も中にはいます。
絶対に赤ちゃんの写真がNGとは言いませんが、喪中である以上、幸せいっぱいの寒中見舞いが届くと「故人を悼む気持ちがないのか」と違和感を覚える人も中にはいるでしょう。
ですから、出産の報告はあくまでもさらっと「家族が増えました」程度に書き添えておくのが無難ではないかと思います。
どうしても赤ちゃんの写真入りはがきを出したい場合は、時期を改めてお送りしてはいかがでしょうか。
立春すぎてからにするか、暑中見舞いや翌年の年賀状でもいいと思います。
まとめ
喪中の出産報告は色々と気を遣いますよね。
でも、喪に服することとお祝い事はやっぱりごっちゃにしてはいけません。
もし、何度も葉書を出すとお金もかかるし煩わしいと思うのなら、出産報告は思い切って翌年の年賀状でもいいかもしれません。
マナーに厳しい親戚はよく見ていますので、非常識と思われないようにご両親に相談してから決めるとよいでしょう。