新盆の提灯はレンタルできる?値段はいくらするの?
新盆の提灯をレンタルできたら便利ではないかと思いますよね。
最近は、新盆を簡易的に済ませる家庭が増えています。
わざわざ購入するよりもレンタルの方が安いのでは?処分にも困らないし気楽では?と思いますよね。
今回は、新盆の提灯をレンタル事情についてお伝えしていきます。
新盆の提灯をレンタルするには?
結論から言うと、新盆の提灯レンタルに対応しているお店はとても少ないです。
その少ない業者さんの中でも、地域対応のところがほとんどですので、全国どこにでも対応してもらえるわけではありません。
参考までに、とあるお店のレンタルのプランを紹介すると、
提灯4点セット…税込み12980円
吊るし提灯2点セット…税込み19980円
住吉スタンド提灯2点セット…税込み9980円
など、なかなかいいお値段がするようです。
新盆に祭壇やお道具をきちんとそろえて豪華にやりたい、といった場合にはセットになったパックはとても良さそうですね。
ですが、提灯のみでしたらレンタルするよりも購入するほうがおすすめです。
その理由をご説明しますね。
新盆の提灯とはそもそも・・・
新盆の提灯はレンタルよりも購入がおすすめ。
なぜかというと、新盆とは1回のみ行うもので、真っ白い提灯を用意するものであり、送り火としてその年で処分するのが習わしだからです。
新盆は、毎年行うお盆とは違います。
四十九日のあと初めて迎えるお盆が新盆ですので、新盆は一度限りのものです。
そして、新盆は特に手厚く供養するのが習わしとなっています。
新しい霊が迷うことなく家に戻ってこれるように、提灯を吊るすんですよ。
その提灯は白い釣り提灯をつかうのが一般的です。
よくお盆に使われる、絵柄の入った提灯とは別のものになります。
無垢な真っ白の色で新しい霊をお迎えすることから、白提灯を選ぶとされています。
正式には戒名や家紋を入れて作りますので、基本的に使い回しはしないものです。
お盆が終わると同時に送り火として燃やしたり、自宅やお寺でお焚き上げしてもらって処分をします。
最近では家庭で燃やすことが難しくなってきていますので、形式だけお焚き上げをし、ごみとして処分することが増えています。
地域や家、宗派によって違いはありますが、一般的にこのような意味や流れになっています。
これを踏まえると、レンタルでというわけにはいかないですよね。
ですから、新盆の提灯をレンタルしているお店が少ないのかもしれません。
新盆の提灯は、実はそれほど高価なものではないのです。ですから、レンタルではなく購入してもそれほど負担にはならないですよ。
新盆の提灯って値段はいくらするの?
シンプルでオーソドックスな白紋天の白提灯は、楽天やAmazonで1個1425円で売っています。(2018年5月現在)
大きさや素材などの違いで値段に幅があり、高いもので5000円近くになります。
注文して数日で自宅に届けてもらえるお店もありますので、通販で探すと便利ですよ。
お盆に必要なアイテムをセットにして売っていたりもしますので、提灯以外のものも一緒にそろえることもできます。
意外にリーズナブルな価格で、新盆の提灯が手に入ることがお分かりいただけたでしょうか。
まとめ
初盆の提灯はレンタルではなく購入がおすすめです。
提灯を片づけておく収納スペースがないからレンタルしたいと考える人もいると思いますが、1度のみ使うもので、その年で処分をしますので、翌年までしまっておく必要はないんです。
場所を取るものではないので安心してください。
真っ白な新しい提灯で、新しい霊をおむかえしましょう。